アスリートキャリアアドバイザー育成CPDプログラム実施報告
日本スポーツ振興センター(以下「JSC」)は、スポーツ庁委託事業「スポーツキャリアサポート推進戦略」の一環として、アスリートキャリアアドバイザー育成研修プログラム※1修了生を対象にした継続的能力開発(Continuing Professional Development (CPD))プログラムを開催しています。平成30年度は9月29、30日に事前研修、10月23日に実践研修を実施しました。
事前研修では、国内外のアスリートキャリアに関する最新情報や取り組み事例を学びながら、アスリートそれぞれの状況に応じた効果的な支援法についてディスカッションを深めました。また実際の支援の現場を想定して、アスリートだけでなく指導者やその周りの関係者も含めて、デュアルキャリアの概念やその有益性をどう伝えるかについて、修了生それぞれの現場での経験を元に活発な意見交換が行われました。
実践研修では、JSCが主催する「ハイパフォーマンス・スポーツ・カンファレンス2018」において、アスリートキャリアに関する情報発信スペースや相談ブースを設置し、アスリートや関係者との交流を深めました。具体的には、来場したアスリートに対して実際にデュアルキャリアノートを活用してキャリアプランを考えるアドバイスを行い、関係者にデュアルキャリアの考え方に関する情報を提供しました。
CPDプログラムに参加した修了生からは、今回のように最新の情報に触れ、意見交換をできる場を通じて実践的なスキルを高めていきたいとの声をいただきました。
今後も、JSCは修了生やスポーツキャリアサポートコンソーシアム会員※2とともにアスリートのキャリア課題の解決に向けて、取り組んでいきます。
※1:アスリートキャリアアドバイザー育成研修プログラムの内容につきまして、下記ページをご参照ください。
https://www.jpnsport.go.jp/Portals/0/sport-career/news/topic15.html
※2:スポーツキャリアサポートコンソーシアムとは、アスリートのキャリア課題について、検討、解決案を提案するため、会員が保有する資源や情報を共有しながら、連携・協働・支援を促進することを目指し、スポーツ団体、教育機関、企業、行政等の連携基盤として、2017年に創設されました。
会員等については、下記ページをご参照ください。
https://www.jpnsport.go.jp/Portals/0/sport-career/consortium.html