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「スポーツキャリアサポートコンソーシアム」出張研修レポート

2025.09.24

スポーツキャリアサポートコンソーシアム(SCSC)は、2025年9月、プロ野球独立リーグの2チームを対象に、アスリートの
キャリア形成を目的とした出張研修を実施しました。
この研修は、現役アスリートが競技と並行して引退後のキャリアを考える「デュアルキャリア」の意識を高めることを目的として
おり、参加した選手たちは、自身の競技経験を社会で活かすための具体的なヒントを得ました。


研修開催概要
■日程・場所・参加者
 ・石川ミリオンスターズ: 2025年9月11日(木) 14:10~15:40、参加者33名
 ・富山サンダーバーズ: 2025年9月12日(金) 15:50~17:20、参加者31名
 ・総参加者数: 64名
 ・メイン講師:小川 聡志氏(ACC)
  リクルートで22年間、企業の採用・研修に携わった後、個人事業主として大学でのキャリア授業や就職相談、企業研修、
  さらには小学校の教諭も務めたキャリアの専門家。
  横浜国立大学硬式野球部出身で、母校の助監督も務めるなど、スポーツ界にも深く精通しています。
 ・サブ講師:及川 奈穂美氏(ACC)
  国家資格である2級キャリアコンサルティング技能士とキャリアコンサルタントを保有し、スポーツ庁認定の
  **アスリートキャリアコーディネーター(ACC)**として活躍。

研修プログラム詳細】
 研修は座学とワークを組み合わせた実践的な内容で、アスリートが自己分析を深め、将来のキャリアビジョンを描くことを促しました。
1. キャリアへの理解【座学形式】
 小川講師は、アスリートの「気づき」「失敗」「挑戦」といった競技経験が、社会で通用する独自の強みとなることを強調しました。
 リクルート時代の経験や、他競技の元アスリートの事例を交えながら、選手たちが自身の経験を客観的に捉え、競技とキャリアの
 つながりを深く理解する時間となりました。
2. 社会人基礎力チェック【自己理解ワーク】
 参加者は「社会人基礎力チェックシート」を使って、自身の強みや課題を可視化しました。
 これにより、「チームで目標を達成する力」や「困難に立ち向かう忍耐力」など、日々の練習や試合で無意識に培ってきたスキルを
 「社会で求められる力」として認識するきっかけとなりました。
3. ワークシート・キャリアロードマップ作成【実践編】
 研修のハイライトは、選手一人ひとりが「キャリアロードマップ」を作成するワークです。
 自分の価値観や興味を整理し、競技引退後の5年、10年といった具体的な期間で、どのような目標を達成したいかを具体的に言語化
 しました。
 これにより、漠然とした将来への不安を、具体的な行動計画へと変えることができました。


【本研修の意義
 今回の出張研修は、独立リーグというプロの厳しい世界で活躍する選手たちが、現役中からキャリアを真剣に考える機会を提供しま
 した。
 競技団体やチームが選手のキャリア形成をサポートすることで、選手たちはより安心して競技に集中でき、結果として競技力の向上
 にも繋がることが期待されます。

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