活動紹介

ロールモデルインタビュー

ホーム ロールモデル スポーツを通じて健康と心の豊かさに貢献する存在に

スポーツを通じて健康と心の豊かさに貢献する存在に

★これまでのキャリア
●1986年 鹿児島県に生まれる
●2009年 横浜FCでJリーグデビュー。その後、アビスパ福岡、愛媛FCでFWとして13年間プレーし、リーグ戦301試合出場45得点を挙げる
●2021年 現役を引退
●現在 2023年からは愛媛県伊予市で株式会社SASAERUを設立。鹿児島県内の事業を進めながら現役時代で最も長い8年間を過ごした愛媛県内でスポーツを通じた地域活性化に取り組む(株式会社SASAERU代表取締役、一般社団法人SASAERU役員兼アンバサダー、一般社団法人G-THLEAP代表理事、株式会社日昇)

★カズさんから学んだ「プロフェッショナル」

 鹿児島城西高校時代に全国高校サッカー選手権出場は果たせなかったものの、阪南大学での活躍が認められ2009年、横浜FCでプロサッカー選手のキャリアをスタートさせた西田さん。J2開幕戦でプロ初出場初ゴールをマークすると、ルーキーイヤーからストライカーとしてインパクトを残した。
 その横浜FCには日本サッカー界のリビングレジェンド、「キング・カズ」こと三浦 知良選手が同じポジションに。西田さんはここで「プロフェッショナル」とはなんたるかを学んだ。
「カズさんからはプロとしての振る舞い、取り組み方、意識を体感させてもらいました。カズさんの他にも三浦 淳宏さん、大黒 将志さんといった元日本代表で結果を残した方々と過ごした時間はすごく学びになりましたし、こういう姿勢だからこそ長く活躍できるんだな。自分もこういう風になろうと思いました」
 そして西田さんはその後、若き日に立てた誓いを体現することになる。

★サポーターに支えられ、支えた選手としてのキャリア

 2012年にはアビスパ福岡へ移籍。加入早々のケガを乗り越え2年間で8ゴールを積み上げると、2014年には愛媛FCへ。2015年にはキャプテンとしてクラブ史上初となるJ1昇格プレーオフ進出も経験。後年はケガや病気に苦しめられながらも、不屈の闘志でゴール前へ迫り続けた西田さんはいつしか愛媛FCのレジェンド的存在になった。
「僕のリーグ戦キャリア最後のゴールは2019年J2・ホームでの大宮アルディージャ戦だったんですが、そのシーンやスタジアムの歓声は鮮明に覚えていますね」
 ちなみに昨年は横浜FCの本拠地で挨拶する機会を、アビスパ福岡でもサポーター投票の結果、クラブ30周年OBレジェンドマッチのメンバーとして出場を果たした。「横浜FCからは長らく離れていたのにサポーターの前であいさつする機会を、アビスパ福岡でも2年間しか在籍していなかったのに、投票で選んで頂いた……。本当に心にしみました」
西田さんの残した足跡はそれぞれの場所で刻まれている。

 加えて西田さんは、現役時代からピッチ外での活動にも力を入れていた。所属した3クラブすべてでクラブ応援番組のMCを担当。特に愛媛FCでは「自分のキャラクターを活かし、自分や愛媛FCを知ってもらう」ツールとして地元FM局で自らの名が付いた30分冠番組を毎週受け持っていた。
「街では選手としてではなく『ラジオでしゃべっている人』として声をかけてもらったこともありました。でも、それでよかったんです。そこから愛媛FCの試合を応援してもらう活動につなげられたんで。微力ながらも貢献できたと思います」
 このようにスタジアムの声援を常にパワーに変えてきた西田さんは13年間のプロサッカー選手生活を全力で駆け抜け、2021年シーズンをもって現役を引退した。

★競技外の企業人との出会いが生んだ転機

 その西田さんがセカンドキャリアを意識し始めたのは30歳を過ぎた辺りから。
「人生は一度きり。その時期に母を亡くしたこともあって、このままでいいのか、もっとサッカーと違った世界を見てみたいと思いましたし、違う世界を見ることで新たな自分についても考えるようになりました」
 サッカー界以外の人たちとの交流の積み重ねは、西田さんも想像していなかった運命を引き出すことに……。
 現役引退後は、地元曽於市ではサッカースクール、鹿児島県内でU-12 、U-15年代のサッカークラブ運営・指導へと舵を切った。新たな価値観を見出していた中で舞い込んだのは「愛媛FC時代にお店で食事をしていた際、たまたまカウンターが隣になったきっかけで知り合うことができた」企業人からの愛媛県伊予市におけるスポーツコミッション立ち上げ事業の協力要請でした。
「本当に偶然のタイミングでした。僕が導いてもらった感じです」
 かくして2023年からは鹿児島県での事業と同時進行で伊予市でのスポーツコミッション事業に関わるようになった。それから3年近くが経過した今。蒔いた種は大きく広がり、「ますます伊予市特命スポーツ大使」にも就任した西田さんは愛媛県伊予市に不可欠な存在となっている。

★現役選手へのメッセージ「練習外の時間が自らの選択肢を広げる」

そんな伊予市のスポーツ事業においては、元バスケットボール選手がバスケット教室の講師となり、愛媛県上島町出身で五輪3大会連続出場の元やり投げ選手・村上幸史さんもイベントに参加している。

「まだ現実的には達成はできていませんが、アスリートのセカンドキャリア支援の一助になれればとは思っています。いずれはそれぞれのスポーツで昇りつめた方が指導されるような環境を整えたいですね」

 その先に見据えるもの……。西田さんはさらに力を込める。

「自分の仕事が地域貢献になり、自分を必要としてくれる人たちと仕事をしながら豊かになり、自分自身も豊かになれればと思っています。僕はサッカーというスポーツを通じて成長させてもらったので、スポーツを通じて健康を心の豊かさに貢献することが僕自身の夢ですね」

 最後に現役選手へのメッセージを寄せてもらった。

「現役選手は身体が資本とはいえ、選手活動以外で動ける時間はいっぱいある。僕自身もサッカー外のコミュニティと交流することで、サッカー界だけでは得られない刺激を得られましたし、自分がサッカー界から離れたところでの知名度という現実も知ることができました。どんどん外に出て行って、いろいろな人に逢うことで、自分の今おかれている立場が幸せであることを知り、その上で本職に励むと今現在のアスリートキャリアにもいい影響を与えますし、引退して次のステップに進む上でのヒントになると思います」

 現役時代から他業種と積極的に交わり、そこで得た知見を現在フル活用している西田さんだからこそ、「もっと選択肢があることを知ってほしいし、そこを感じ取る努力もしてほしい。若い時にそこに気付いた選手は相当凄いと思います」と強調した言葉は、いっそう説得力を持って伝わってくる。

 

ALL

CONTACT

スポーツキャリア
サポートコンソーシアム事務局

当事務局はスポーツ庁の委託を受けて運営しています

受託事業者: 株式会社エイジェック

メールでのお問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

0120-964-001

土日祝日を除く月~金 10:00 ~ 17:00

PAGE TOP