情熱さえあればトップアスリートは何でもできる

競技との出会い
1991年生まれ。幼少期に水が苦手だった姿を見た両親がスイミングスクールに通わせたのが水泳との出会い。小学校3年生から競泳コースに進み、障害の無い選手と共に週6日練習していた。障害があったにもかかわらず一般選手も含めた県大会で優勝し、6年生時に初めて国際大会となるアジアユース大会に出場。中学1年生の時にパラリンピックの400m自由形の参加標準記録を突破し、アテネパラリンピック大会に初めて出場した。
これまでのキャリア
●2004年 アテネパラリンピック大会出場
●2008年 北京パラリンピック大会 100m自由形 5位
●2010年 筑波大学入学
●2012年 ロンドンパラリンピック大会 50m自由形 4位
●2014年 NTTドコモ入社
●2015年 ジャパンパラ水泳競技大会 50m自由形 100m自由形 優勝
日本身体障がい者水泳大会 50m自由形 100m自由形 優勝
●2016年 リオパラリンピック大会 50m自由形 銅メダル
●2021年 日本パラ水泳選手権大会 50m自由形 100m自由形 100m平泳ぎ 優勝
ジャパンパラ水泳競技大会 50m自由形 100m自由形 100m平泳ぎ 優勝
●2021年 東京パラリンピック大会 200m個人メドレー8位 4×100mメドレーリレー8位
高校、大学でもパラリンピック大会に出場
高校に入学後、水泳部に所属しながらスイミングスクールでも練習を続け、高校2年生時に北京パラリンピック大会に出場した。メダル獲得を目指していたが100m自由形で5位の結果に終わる。
「パラリンピック選手として結果を残したい」という気持ちが更に強くなり、当時から水泳のレベルが高かった筑波大学にAC入試(一般的にはAO入試)で進学する。筑波大学の水泳部にはオリンピック出場を目指している選手も多く、その選手たちの中で同じ練習メニューに取り組み、大学3年生時に3大会連続となるロンドンパラリンピック大会に出場。50m自由形で4位の結果を残した。
仕事と競技の両立ができる環境
大学卒業後は、競技に専念できる企業の選択肢もあったが、仕事と競技を両立するために「自分自身で道を切り拓いていこう」と考え、通常の就職活動、一般試験を経て、NTTドコモに入社した。
会社では以前から個人競技を支援する制度があったが、該当する社員はいなかった。自身の入社のタイミングに合わせて個人として制度認定できるよう準備を進めてもらい、仕事と競技の両立ができるようになった。3大会連続でパラリンピック大会に出場するものの、メダル獲得という“結果を残す”ことが実現できていなかったが、社会人3年目に4大会連続出場となったリオパラリンピック大会の50m自由形で悲願の銅メダルを獲得。
「パラリンピック選手として結果を残すことができてとても嬉しかった。その結果を振り返ると、日々の会社業務に就く環境が競技パフォーマンスの向上にも繋がっていたと感じています。」

選手引退後
2021年の東京パラリンピック大会に5大会連続で出場。200m個人メドレー8位入賞という結果で終わる。この時、「年齢や体力的に、次のパリ大会ではこれ以上タイムを伸ばすことは難しいだろう」と感じ、2023年に選手引退を決意した。
引退後は、「社業に専念=新しい挑戦」と捉え総務人事部に所属し、厚生担当として主にシンボルチームや公認職場サークル等に関わる業務を担当している。
引退後改めて、同期入社の仲間たちの日々の業務に対する姿勢に刺激を受け、これからも会社の中で”やってみたい、チャレンジしてみたい”業務を見つけ積極的に取り組んでいきたいと思っている。
競技への情熱を次のやりたいことへ
東京オリンピック、パラリンピック大会終了後、アスリートを応援してくれる企業が増えてきていると感じる。練習環境も少しずつ整備されてきている。あとは、引退後のキャリアについてアスリート自身がいつ考え、準備するかだと思う。競技に向けていた情熱を自身の次のキャリアにもしっかり活用してほしい。

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