後悔なく競技を続けてほしい。必ず報われる時が来る。

競技との出会い
1997年生まれ。中学校入学時に陸上部に入部し競技を始める。短距離種目選手としてスタートし、中学校2年生の夏にハードル競技を勧められ110mハードルに挑戦。2年生秋の県大会、3年生夏の県大会で優勝、全国大会に出場した。
これまでのキャリア
●2013年 宮崎県立宮崎工業高等学校入学
●2016年 城西大学入学
●2020年〜2023年 JOCオリンピック強化選手(400mハードル)
●2021年 日本グランプリ静岡国際陸上 優勝
●2022年 日本選手権準優勝
■高校時代
高校はスポーツ推薦で宮崎県立宮崎工業高等学校に入学。入学後、110mハードルから400mハードルへと転向。恩師である400m専門の稲垣先生との出会いをきっかけに、より長い距離での勝負に挑む決意を固めた。
全国大会入賞を目指し本格的に400mハードルに取り組み、3年生時のインターハイに出場。秋の国民スポーツ大会にも出場し決勝に進出。結果は8位だったが自己ベストを更新した。
■教員と東京オリンピック出場を目指し
高校卒業後の進路は、教員資格の取得と東京オリンピック出場を目指し城西大学に進学。在学中に社会科の教員資格を取得し、土日に通信制学校に通い体育科の教員資格も取得した。競技では大学1年生時にU20日本選手権で4位入賞。4年生時の国民スポーツ大会では3位となり表彰台に上がった。
大学卒業後、中学校の社会科教員となり陸上競技部の監督に就任。コロナ禍の影響で1年延期となったが東京オリンピック出場を目指し競技も継続。平日の夜は一人で練習、土日は城西大学の学生と一緒に練習していた。学生時代に比べ練習量は少なくなっていたが、計画性を持ち時間を効率よく使うことを心掛けていたので、競技の記録は伸びていた。しかし、2021年の日本選手権で7位となり東京オリンピック出場は叶わなかった。

■教員アスリート
翌年の2022年、高校教員の採用試験に合格。定時制高校の体育教員となり陸上競技部の監督に就任した。指導していた生徒が定時制高校全国大会のハードル競技で日本一を獲得。「指導者として教え子の活躍がとても嬉しく、同時に競技者としてとても刺激を受けました。」
自身は、午前の時間帯に練習、午後は教員として働いていた。その状況の中で、2022年の日本選手権で2位となり再び表彰台に上がる。49秒58の自己ベストを出し、日本代表選出ラインの48秒台が見えたことで、2024年パリオリンピック出場を目指す気持ちが強くなり、2023年8月に高校教員を退職し競技に専念した。
■競技に専念したが
2023年9月、契約社員として新潟アルビレックスアスリートクラブに入団し競技に専念した。思い描いた結果には届かなかったものの、日本トップレベルの競技環境の中で、最後まで挑戦し続けた。
その経験を糧に、次の目標へと進んでいくことを決断。2025年4月から、高等学校の社会科教員として教育現場に復帰する。「競技も続け、今度は市民ハードラーとして、故郷で開催される2027年国民スポーツ大会(宮崎大会)出場を目指します。」
■競技を継続するための選択肢は沢山ある
陸上競技の短距離種目は企業スポーツとしての受け皿が限られているため、多くの選手が競技継続の難しさに直面する。しかし、自分の時間を有効に活用すれば競技の継続は十分に可能であり、その選択肢を模索することが重要だ。
後悔なくやり切ってほしい。自身も「生涯現役」を目指しながら、若い世代への競技指導にもしっかり取り組んでいきたいと思っている。

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