多くの人に会う、多くの場に足を運ぶ。行動することで道は開かれる。

第2回IFAF U19世界選手権で日本代表に選出され、富士通・IBMで活躍した元アメリカンフットボール選手の
坂口裕一朗さん。
引退後の彼は、「自然」「食」「地方創生」をキーワードに、日本各地のプロジェクトに関わりながら働く
フリーランスとして活動している。
「特にやりたい仕事はなかった」学生時代から、迷いながらも動き続けたその過程に、坂口さんがいま大切に
している“働く意味”が見えてきた。
1993年生まれ
2005年 立教新座中学校入学 野球部で2年時に関東大会出場
2008年 立教新座高等学校入学 アメリカンフットボールに転向
2011年 立教大学入学
2012年 第2回IFAF U19世界選手権大会 日本代表選出
2015年 富士通フロンティアーズへ入団
2017年 IBM BIG BLUEへ移籍、ルルレモンアスレティカJP合同会社へ入社。
同年アメリカンフットボール選手を引退
2025年現在 フリーランスとして多様なプロジェクトに参画
◆国内最高峰チームで味わった“うまくいかない経験”
富士通フロンティアーズへの入団後、坂口さんは総務部で週4日のフルタイム勤務をしながら競技生活を送ること
になった。しかし、仕事選びを「競技中心」で行ったため、仕事内容そのものにはフィットできず、苦しい日々が
続く。
競技でも、体格的な課題からラインバッカーからディフェンスバックへ転向。強豪チームゆえに競争も激しく、
新しい役割に適応するのに苦労した。
“働くこと”と“競技すること”の両面で壁にぶつかった経験が、後のキャリア形成に大きく影響する。

◆上流と下流の両方を理解するという視点
IBMへ移籍後は自身で仕事を探す必要が生まれ、ルルレモンアスレティカJP合同会社に入社し、アパレル業界で
販売・マーケティングを経験。
その後、「アンダーアーマー」などを手掛ける株式会社ドームへ転じ、マーケティング分野を担当する。
この時に得た最大の学びが、「ビジネスの上流(経営やマーケティング)と下流(販売などの現場)」の両方を
理解できる人材になることの重要性を強く意識するようになった。「下流を知らなければ仕事はできない」と、
現場の重要性を断言する。
◆“自分の生き方”に合わない仕事は続かない
コロナ禍で自分の価値観と向き合う中、ミニマリストである自分と、アパレル販促という仕事のミスマッチに
気づき、独立を決意。
今は自然・食・地方創生のプロジェクトに携わりながら、日本各地で「自分の価値観と合う仕事」を自ら
作り出している。

◆キャリアを切り開いたのは「行動すること」
坂口さんが一貫して語るのは、「行動したから人生が動いた」という事実。
- 多くの人と会う
- 多くの場所に行く
- 現場を知る
- メンターと出会う
これらはすべて「動いたから」得られたものだ。
今の坂口さんは、“価値観と働き方が一致した状態で生きること”に喜びを感じていると言える。
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